1. 最新四半期決算(2026年3月期第2四半期:2025年4–9月)
- 売上高・利益:売上高は9025.59億円(前年同期比+33.5%)、税引前利益は2121.04億円(同+168.9%)、親会社株主帰属純利益は1658.01億円(同+270.7%)と大幅増収増益となりましたsbigroup.co.jp。
- セグメント動向:金融サービス事業は売上7073.92億円(+13.8%)、税引前利益1180.26億円(+13.0%)と堅調に推移。資産運用事業も売上18.62億円(+9.2%)、税前利益3.458億円(+7.8%)と増益。PE投資事業は売上1411.21億円(前年同期12.22億円)、税引前利益1105.47億円(前年同期▲85.25億円の損失)と、前年から大幅に黒字転換しましたsbigroup.co.jp。暗号資産事業は売上33.02億円(+8.9%)ながら税引前で▲1.47億円の損失(前年は+14.25億円)と引き続き赤字、次世代事業は売上14.33億円(+16.6%)、税引前利益2.19億円(前年同期▲92.56億円)とこちらも黒字転換しましたsbigroup.co.jp。
- 決算発表後の市場反応:決算発表を受け、株価は前日比4.52%上昇し6615円で取引を終えましたjp.investing.com。これはEPSが大幅に予想超過(248.34円 vs 116.3円予想)したことが好感された結果です。
2. 需給状況・テクニカル
- 信用取引残高:直近の東証発表(2025年11月14日付)では、信用買い残高が約413万1000株に対し、信用売り残高は約25万5500株と、買い建ての残高が圧倒的に多い状況ですkarauri.net。信用倍率(買い残/売り残)は16倍超となっており、投機筋の買い圧力が非常に強い一方、信用売りは少ない異例の需給構造ですkarauri.net。
- 出来高動向:ここ数年、SBIホールディングスは市場で出来高が多い大型株の一つです。特に今回の好決算発表前後には出来高が急増し、株価上昇を伴いましたjp.investing.com。直近の株価(11月下旬時点では約6350円)に対し、過去1年の高値(7724円)付近で節目買いが入るか注目されます。
- 価格帯別出来高/サポート・レジスタンス:今年の高値は約7724円に達しており、ここが大きなレジスタンスとなっていますjp.investing.com。現在株価はこれを下回る水準にあり、直近節目としては6000円~6200円付近のボリュームゾーンが意識されます(心理的な大台かつ過去安値近辺)。日足・週足ベースでは強い上昇トレンドから一時調整局面に入りつつあるため、5日・25日移動平均線の支持線やMACD・RSIなどのテクニカル指標も総合して短期的な押し目の有無を確認する必要があります。
3. 今後の株価動向予測(テクニカル・ファンダメンタル両面から)
- ファンダメンタル分析:今回の決算で純利益は過去最高水準に達しましたが、その大部分はPE投資事業による有価証券売却益など一過性の要因が大きい点に留意が必要です。来期以降も銀行・証券・保険等金融サービスが堅調に推移すれば基盤は強いものの、景気動向や金利変動による業績変動リスクもありますjp.investing.com。アナリストコンセンサスでは、2026年3月期の業績は売上高1.44兆円、純利益3079.93億円(会社予想)と非常に強気予想が示されています(株価予想は平均6538円、約+5%の上昇余地とされています)minkabu.jp。株式分割(1株を2株へ、2025年12月1日効力)後は配当期待も高まりますが、その多くが特殊要因である点はリスク要因ですsbigroup.co.jpjp.investing.com。
- テクニカル分析:株価は好業績発表後に短期的に上昇し、52週高値圏に迫る場面がありましたjp.investing.com。ただ直近ではやや反落し、日足の移動平均線付近でもみ合っています。短期(1ヶ月)では季節的な利益確定売りや年末調整の影響も想定され、中期(3ヶ月)は決算で示された成長トレンドが持続するかが焦点です。テクニカル指標ではRSIがやや過熱圏から正常化しつつあり、7~9月高値(7700円台)~10月安値(5500円台)のボックスレンジを形成する可能性があります。1年スパンでは、新技術(銀行アプリ、ブロックチェーン等)への投資効果と国内外経済状況が株価を左右するでしょう。
- 予測まとめ:
- 1か月後:年末に向けて決算材料の評価が落ち着く時期。テクニカル的には6,000~6,500円の支持帯を重視。短期で大きく上昇する要素は乏しく、横ばいから小幅上振れ程度を想定します。
- 3か月後:来年1月の決算先行きや半期決算(1月発表予定)も意識されます。ファンダメンタルではPE投資事業の利益抑制リスクもあるため、年初にかけて緩やかな上昇傾向(高値7000円超→7000円前後)が期待されます。
- 1年後:中長期では、投資家基盤の拡大や金融事業の安定成長がカギです。直近の市場コンセンサスでは7,000円前後(+10%程度)を1年後目標に想定しており、約7000~7500円水準までの上昇余地が見込まれます。高成長が続けばさらに上ブレもある一方で、先行き不透明な世界経済や金利上昇、金融規制強化などのリスクには注意が必要ですjp.investing.com。
4. リスク要因
今後の株価推移に対し、以下のリスク要因がありますjp.investing.com:国内外の株式市場の変動(特に金利・為替変動)、暗号資産や新規事業の採算性、金融規制・税制の変更、PE投資先の業績悪化等です。特にSBIグループは金融市場環境に敏感であり、米国の金融ショックや国内経済減速が業績に影響すれば株価も急変し得ます。また、昨今の急成長は一時的利益の寄与が大きい点から、成長鈍化リスクも念頭に置く必要がありますjp.investing.com。



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